ミナちゃんとの思い出を語る菅
ミナちゃんとの思い出を語る菅

◆SG第36回グランドチャンピオン(27日・ボートレース鳴門・5日目)

 真の名モーターとは、乗り手を選ばず。チルトを問わず。

 栄えある優勝戦1号艇に収まった吉田拡郎とタッグを組む37号機@鳴門ボート。破壊力満点の圧倒的なパワーで予選、準優勝戦を勝ち進み、いよいよSG制覇へ最高の形でリーチを掛けた。

 このエンジンは、5月に地元の菅章哉が引き当て、「僕には大好きな奥さんがいるのに、マジで浮気したいぐらいすごいエンジンです。6月のグラチャンでもぜひ引きたい」とその性能を大絶賛された。

 菅が恋い焦がれた『ミナちゃん』こと37号機のポテンシャルを改めて語った。

 「もう、ホンマにすごい子ですよ。長年、選手を続けてきて、いろいろなエンジンとパートナーを組みましたが、とにかくすごい性能を感じました。37番なので、僕はミナちゃんと命名しました(笑)。特に素晴らしいのは、何といってもその加速力です。握り出してから一気にド~ン!ってすぐにトップスピードに到達するんですよ。もう、力強いのひと言ですね!嫁さんにも言われました。ミナちゃんなら浮気を許すって(笑)。それぐらい名機なんです。乗ったレーサーの全員を気持ち良くしてくれる子です。自分は完全に心を奪われちゃいましたわ(笑)」

 そんな優秀ミナちゃんを『教育』した自負が菅にはある。

 「5月に自分が引く前は、そこまで数字があるわけじゃなかったんですよね。でも、外回りから調整して、セッティングをして、すごいパワーを発揮するようになったんです。僕のチルト3度と相性が抜群ですが、彼女は例えゼロでもすごくいい足が使えます。ミナちゃんはどんなチルトでもすごいんです!今でも、スガっぽさが残っていると言ってもらえて、メッチャうれしいです」

 チルト3度の達人が今もなお思いを寄せ続けるミナちゃんの現在のラブラブ相手は吉田拡郎だが、さあ2014年オーシャンカップ以来となる12年ぶりのSG制覇は実現するか。

 元カレの菅は、未練をタラタラ引きずりながらも、吉田とミナちゃんの活躍を願っている。「ぜひ、頑張って優勝して欲しいですね!ただ、拡郎さんにはこれだけは言っておきたいです。まあ、僕は競馬でいえば37号機のオーナーみたいなものですからね。だから、優勝したら賞金の半分を頂きたいです(笑)。半分が多すぎるというのならば、仕方なく3割で妥協します(さらに笑)。育てたのは僕なので~!頑張れ、拡郎さん、ミナちゃんっ!」

(構成・淡路 哲雄)