柳橋宏紀
柳橋宏紀

◆MNBR下関2nd 日本モーターボート選手会会長杯(15日・ボートレース下関・4日目)

 柳橋宏紀(44)=滋賀=は、昨年11月から今年4月までの期間に5・90をマーク。その前の6か月間の勝率は4・61だった。成績急上昇の要因について聞くと「引きが良かったんですよ。3回くらいエース機と言われるエンジンを引きました」と、抽選運が抜群に良かったことを挙げた。

 4月26日が初日だった大村ミッドナイトではエース機をゲット。悲願の初Vを飾った2011年常滑以来15年ぶりとなる優勝を果たした。

 エンジン抽選運も良かったが、E30ガソリンに対応したペラ調整も「1日の長」を生かした。ボートレース界ではカーボンニュートラル対応の一環として、植物由来のバイオエタノールを30%配合した環境配慮型燃料「E30ガソリン」を順次導入中。大村とびわこではそのテストで全国に先駆けて同燃料を導入。両レース場を地元とする選手はほかの支部の選手と比較すると、同燃料の経験をが多く積んでいる。柳橋はそのメリットも生かして勝率を上げることができた。

 だが、ボートレースでは昨年9月からつから「改造キャビテーションプレート」を取り入れたエンジンを導入した。これによって「バブルがはじけました」と柳橋は肩を落とす。

 改造キャビテーションプレートは転覆落水事故の防止策の一環として、旋回性の向上を目的としたもの。わかりやすく言えばエンジンに最初から小さめの安定板のようなものが取り付けられている。これによってペラの調整に若干の狂いが生じているようだ。

 大村で優勝した後、びわこと丸亀で予選敗退を喫しており、リズムは悪くなっているようだ。とはいえ、これも時間がたてばいつかは解決する問題と思われる。改造キャビテーションプレートに対応したペラ調整をつかむため日々努力を積み重ねるだけだ。いつか正解が出ると信じて。