峰竜太
峰竜太

 昨年度にびわこと大村に先行導入されたバイオ燃料や新燃料と呼ばれるE30ガソリン。4月以降、全国で続々と導入されており、担当場の芦屋では4月16日が初日のシリーズから使用が開始された。

 びわこと大村がそうだったように「回転の上がりが悪く、最後の伸びがいい」という傾向は芦屋でも同じだった。この結果、選手にとってはスタートが難しいという状況になってしまっている。5月のG1を走った峰竜太は「バイオの調整は得意」と明言しながらも「最後の伸び方が一定しない。これまでは絶対に入っていると思っていけた0台のSが、祈りながらじゃないといけない」と語った。これまで培ってきたS勘、経験が通用しなくなってしまったのだ。

 昨年に芦屋で起きたFは53回で0・38%。それに対し、新燃料導入後のFは既に12回で0・60%と目に見えて増加している。まだ早計ではあるとはいえ、影響がないとは言い切れない数字だ。

 ただ約12~15%のCO2排出量削減効果が見込めるE30ガソリンが、環境配慮の観点で有効なことも間違いない。ボートレースの存続のためには必要な措置なのだろう。過渡期の現在は選手が対応に追われることになる。実際に不満も耳にする。それでも現状で我々ができることは、これまでも様々な変化に対応してきた選手に期待すること。事故のない面白いレースを楽しませてもらいたい。(井上 泰宏)