優勝した中村日向
優勝した中村日向

◆第70回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯(25日・ボートレースびわこ・最終日)

  ボートレースびわこのG2「第70回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」優勝戦は最終日の25日、第12Rで行われ、中村日向(27)=香川=が3コースまくりで優勝した。大会連覇を狙った岩瀬裕亮は2着、金子拓矢が3着だった。竹井貴史の優勝戦Fも響き、今大会の売り上げ目標44億円は達成できなかった。

 自信満々の攻めだった。1Mの手前、4カドの藤原をブロックしたその瞬間、中村はレバーを思い切り握った。「スタートを切ってしまったら行くしかない。気持ちでターンしました」と、Fの竹井を除いても全艇ゼロ台のスリット合戦に、まずはメンタルで勝っていた。全速まくりがインの岩瀬をのみ込み、大会連覇の野望を砕くと、楽々と2Mを先取りし、その時点で優勝を決定づけた。

 スタートタイミングはコンマ05。もちろんギャンブルはしていない。「入っていると思っていたので行かせてもらいました。午後にペラをしたら、その調整がピタリとはまりました」と会心の笑みを浮かべた。

 23年の四国地区選手権でG1優勝の実績があるが、G2は初制覇だ。「僕はまだまだ未熟ですけど、SG、G1の舞台で勝てるように、日々準備をしていく。年末へ向けてリズムアップできるように頑張りたい」と気合を入れ直した。優勝賞金500万円とともに、来年3月のSGボートレースクラシック(からつ)の出場権を手にしたが、この程度では満足していない。中村が真骨頂を発揮するのは、今後のさらなる大きな舞台になりそうだ。