◆ルーキーシリーズ第10戦スカパー!JLC杯争奪(12日・ボートレース下関・前検日)
井上慧人(22)=福岡=が、今期こそスタートダッシュを決める。スロー進入を解禁した前期は、1点近く勝率を上げ、もう少しで4点に届きそうだった。数字の面ではほぼ全てを上昇させることができたが、満足はしていない。期始めのFで最大の持ち味である思い切りの良さが消えてしまったからだ。「レースを勉強することはできた」と収穫もあったとはいえ、不完全燃焼の気持ちが大きい。今期初戦の今節から「憂さ晴らしじゃないけど、スタートはいきますよ」と攻める気満々だ。
学生時代はサッカーに打ち込み、ポジションはMF。「トップ下で走り回るタイプでした」とグラウンドを駆け巡った。ボートレーサーになってからは、陸の上でも水面でも、元気いっぱいに駆け回っている。
新エンジン2節目の今節、初下ろしよりも一度使ったエンジンの方が回転が上がる。「2節目のエンジンを引けて良かった」と、わずかながらアドバンテージを得た。淡水と海水の違いがあるとはいえ、同じく新エンジンになったばかりの前節の芦屋では、伸びを中心に軽快に仕上げていた。
今節もペラ調整を施して、試運転では「人と合わせて1艇身半ぐらい伸びる」と好反応。特訓後も伸びはいいままで「ニードル調整をしたら舟も返ってくるようになった」と手応えを得ている。今期は強気のレースを貫く決意だ。