◆G2第11回レディースオールスター(10日・ボートレースまるがめ・最終日)
優勝戦は12Rで行われ、1号艇の西橋奈未(29)=福井=がインから逃げ切って特別戦初優勝を飾り、優勝賞金500万円を獲得した。2コースから差した山田理央が2着。田上凜をマークした田口節子が、離れながらも1Mブイ際をうまく回って3着に入った。
◆あるぞオールスターW連覇
西橋が特別戦初Vを決めた。進入は6号艇の田口がチルト3度の田上を入れての3対3。予想通り、5コースからチルト3度の田上が異次元のスピードで迫り「絶対にまくられたと思った」。それでも諦めなった。西橋も負けじとコンマ09のタイミングで飛び出すと、1Mでは田上をがっちり受け止めて先まいに成功。立ち上がりで後続を引き離し勝負を決めた。「少し手前で様子を見たけどいいスタートでいけた。切ったらダメだけど、ゼロ台を目指して。勘通りでした」。スタートも1Mも完璧だった。
今節はドリーム戦を勝利した初日から流れは向いていた。予選後半の2日間はやや足踏みし、予選トップの座を中村に明け渡したものの、その中村が準優で敗退。優勝戦の1号艇が転がり込んできた。ドリーム組で優出したのは西橋ただ一人。いかに今節が大激戦だったかを象徴している。優勝戦は中村を破った田上を下し、最後は自らの実力で優勝をつかみ取った。ゴール後はガッツポーズ。「あそこしかアピールできるところがなかったので」。緊張が解け、レース後のインタビューでは涙を流す場面も。昨年3月、当地で頭蓋骨骨折の大けがを負った過去を思い出し「まるがめは苦い思い出、痛い思い出がずっとあった。あまり人には言えなかったけど、この水面は一走一走、他場にはない緊張感で走っていた。いい思い出に上書きされました」と、苦しかった胸の内を明かした。
5月はオールスター月間。次は浜名湖SGボートレースオールスターに参戦する。過去2回はいずれも予選落ちに終わっているが、今の勢いならオールスターW連覇も夢ではないかもしれない。