熱狂的な地元ファンに祝福される吉川元浩
熱狂的な地元ファンに祝福される吉川元浩

◆第58回報知金杯争奪 六甲賞競走(9日・ボートレース尼崎・最終日)

 ボートレース尼崎のGWシリーズ「報知金杯争奪 六甲賞競走」優勝戦は9日の第12Rで行われ、2コースから差しを決めた吉川元浩(53)=兵庫=が大会5連覇を達成。絶対エース健在を見せつけた。このタイトルは通算13度目の獲得で、地元優勝は35度目。大会初Vを目指した宮田龍馬は2着に敗れ、古結宏が3着に入った。

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 役者が違った。予選トップのイン宮田を2コースから鋭く差し切り、吉川が5連覇を達成。今年も威厳と貫禄を示した。スタートはコンマ08と張り込んだが、内の宮田はさらに速い04のトップS。それでも1M、瞬時に差して舟を並べた。そのまま2Mを先取りし、あとは後続を引き離してゴールへ一直線。表彰式では「難しいと思ってたんですけど、宮田君、なんか失敗したんと違いますか」と、余裕たっぷりに振り返った。

 この5連覇を含め、最近10年で大会8V。通算でも13度目の六甲賞制覇となり、「相性のいい大会ですね」と改めて“六甲賞男”をファンに印象づけた。

 昨年11月の徳山周年記念でFを切り、ぎっくり腰や風邪などの体調不良も重なって前期は勝率6・32と低調。しかし、あっさりと周囲の不安を解消する強さで健在をアピールした。「もう2、3年。いや4、5年」と笑みを浮かべて話したが、絶対エースは永遠に不滅だろう。「来月のG1(センプルカップ=6月8~13日)も出ますので、よろしくお願いします」。自らの記録を更新する地元35Vで新期初戦を滑り出し、慣れたあいさつで集まった地元ファンの祝福に応えた。(山下 祐二)