前検入りする寺田千恵(左)と田口節子
前検入りする寺田千恵(左)と田口節子

◆プレミアムG1第27回マスターズチャンピオン(20日・ボートレース宮島・前検日)

 シリーズを盛り上げるのは、岡山支部の女子レーサー2人だ。9年連続9度目の出場となる寺田千恵(57)は3月に通算2400勝を達成。しかし、今大会は過去8度の出場で予選突破が一度もない。引き当てたエンジンは2連対率25・9%の14号機。「普通かな。スタートは少し速い感じがしたけど、下がる感じではなかったですよ」と前を向いた。

 今やボートレース人気の大きな一翼を担うようになった女子選手。かつては技量不足などの面が強調され、不遇の時代もあった。それでも、長く先頭で引っ張ってきたレジェンドは「女子2人っていうのは全然意識しないですよ。男の選手が多いのも慣れましたし」と笑顔を貫く。女子選手の“代表”として、悲願の予選突破へ「色々点検しながらやっていきます」と誓いを立てた。

 今年1月に45歳となった田口節子はマスターズチャンピオン初出場。21、22年のクイーンズクライマックス連覇を含め、オール女子戦で4度のG1制覇実績を誇る。前検日はバタバタした様子で「時間がなく片面だけしかペラを叩けなかったので重かったです」と威勢は良くないが、「まだ明日(21日)は初日ですよね。初めてのマスターズとか意識せずに頑張ります」と気合を入れ直した。男子選手顔負けの自在ハンドルで、新たな旋風を巻き起こす。