ボートいろいろ
ボートいろいろ

◇コラム「ボートいろいろ」

 4月は、一般的には新年度の始まりだが、ボートレースでは2026年後期適用の最終月であり、トップクラスの選手にとっては、SGオーシャンカップ選考期間の最後の月にも当たる。今年、残っている対象レースは、現在開催中の福岡と桐生の周年記念と、来週に宮島で行われるマスターズチャンピオンだ。

 G1とG2の優勝戦の着順のポイントが出場権に直結するオーシャンカップ(OC)は、レディースチャレンジカップとレディースオールスターができてから、女子選手が比較的に出やすいSGになった。16年OCでの大滝明日香のSG初勝利水神祭は懐かしい思い出だ。ただ、近年はそうでもなくなっている。周年記念などでの女子選手の活躍が減った印象はあるが、一方で開催日程の問題もある。現在、福岡周年出場中の西橋奈未は、昨年のレディースチャンピオン前検日が三国周年の最終日と重なったことで、前年まで出場していた地元周年に出られなかった。今年のスピードクイーンメモリアルで「OCに出るためには優出しないと」と話していた守屋美穂は、この大会の最終日と児島周年の前検日が重なったことで、地元周年に出られる余地がなかった。

 女子選手だけではない。昨年はヤングダービーの前検日とびわこ周年の最終日が同日だった。今年のOCがびわこで開催されることも相まって、特に滋賀支部の若手にとっては不運な日程だった。プレミアムG1はSGと同様に、出場基準が明確だ。せっかく出場権を得たのに、そのために地元周年に出られなくなるのであれば、素直には喜べない。

 地元周年への思い入れが強い選手は多い。それがSGの権利取りにつながるのであればなおさらだ。今年度の開催日程は、レディースチャンピオンの直前に周年記念はなくなったが、ヤングダービーの前後とスピードクイーンメモリアルの直後には、昨年度同様に周年記念が組まれている。主要レースが増えて年々難しくなっているが、SGと同様に、プレミアムG1と周年記念が隣接しない開催日程であってほしいと思う。(正永 岳宏)