◆推しメン“新鮮力”
層の厚い大阪支部から、またも新たな原石が現れた。2026年のトップルーキーに選出された竹間隆晟(たけま・りゅうせい)=大阪・129期=。ルーキーシリーズでは常に優勝戦線に顔を出し、記念戦線でも着実に結果を出し始めている。今年3月、戸田のルーキーシリーズでデビュー2度目の優勝。闘志を前面に押し出して走る若武者は、さらなる高みを目指して日々奮闘している。(構成・三池 和輝)
―戸田のルーキーシリーズで5コースから鮮やかにまくり差して優勝を達成されました。おめでとうございます!
「ありがとうございます! 1Mはあの辺りか、どこかが空くとは思っていました。ターンの途中で、ここが空くかな、と思って、そこに入って行けて。バックでは内側からちょっとだけへ先をかけられていたし、『2Mで逆転されるかも』と思いながら走っていました。その辺りに関しては冷静だったと思います」
―2023年10月の住之江以来、2度目の優勝でしたね。
「優勝自体がめちゃくちゃ久しぶりだったので、うれしかったです」
―やはり優勝は格別ですね。師匠はグランプリ2Vの石野貴之選手。普段はどんなことを教わっていますか。
「ペラと、コースに応じての調整と走り方を教わっています。ずっと、『早よ記念に来てくれよ』と石野さんから言われてきました。実際、一緒に記念を走らせていただく機会が今は増えてきています。たとえば住之江の地区選とか、(住之江G1)太閤賞ですね。石野さんと一緒に走る機会を、本当に大切にしていきたいです」
―最高のお手本が身近にいらっしゃいますね。今後を見据えて、課題にしている部分はどこでしょうか。
「今の課題はスタートの質。あとは1周1Mの位置とかですね。あとはターンにも課題があります」
―レベルアップに余念がありませんね。竹間選手のインスタグラムを拝見しましたが、以前妹さんが自由研究の題材でボートレースを調べてくれたそうですね。(2022年11月6日の投稿)
「はい。そんなに興味ある感じには見えなかったけど、自分から興味を持ってボートを調べてくれたみたいで、うれしかったですね。自分は4人兄弟の2番目で、2歳上の兄と3歳下の弟と9歳下の妹がいます。両親も含めてみんな応援してくれていて、レースも見てくれているみたいでうれしいです」
―ご家族の力も支えになっていますね。以前、大阪支部先輩の中村魁生選手(元レーシングカートドライバー)と、スーパーGTを観戦に行かれたそうですが、カーレースを生観戦して発見もあったのでは。
「魁生さんの知り合いのカートレーサーを紹介していただきました。(レースを)見ててもめちゃくちゃ速かったし、ブレーキの掛け方もすごく繊細でした。聞いたことをボートに生かしたいです」
―レーサーになる前のスポーツ経験は何でしょう。
「野球とボクシングをやっていました」
―ボクシング経験者なんですね。トップルーキー2026の講習会には、ボクシング世界チャンピオンの中谷潤人さんがいらっしゃいました。直接お会いして感動があったのでは。
「はい、中谷さんと会えました!もともと来てくださるのは知っていました。講習では、ボクシングの試合の時のメンタル面とか臨み方を教えていただきました」
―かけがえのない経験でしたね。
「一緒に写真も撮ったし、ボディブローも入れてもらいました。ただ、めっちゃ軽いボディだったのにめちゃくちゃ痛くて…。試合の時の本当のパンチやったらマジでやばいんちゃうかなと…(笑)」
―その中谷選手は、5月2日に井上尚弥選手と対戦予定ですね。
「そうですね、中谷さんに頑張ってもらいたいですね。僕に入れてもらったボディの価値も上がると思うんで(笑)」
―最後にファンの方へメッセージをお願いします。
「なかなか結果が出ていない時でも応援してくれているファンの方がたくさんいらっしゃるので、感謝しかないです。結果で恩返ししていきたいです」
◆竹間 隆晟(たけま・りゅうせい)2000年11月29日生まれの25歳。大阪府出身。大阪支部129期生として21年11月10日に住之江でデビュー。23年10月3日に住之江で初優勝。通算19優出2V。172センチ、54キロ。趣味はゴルフと映画観賞。「最近はゴルフです。ゴルフばっかりですね。石野さんとか大阪支部の先輩とかと行きます。ゴルフは気持ちいいですね。映画だと、最近はブラッド・ピットの『F1(R)/エフワン』を見ました。あれは面白かったです。レースとも重なる部分がありました」