◆G1太閤賞競走開設70周年記念(8日、ボートレース住之江・最終日)
優勝戦はが第12Rで行われ、1号艇の松井繁(56)=大阪=が逃げ切って今年初優勝を飾った。太閤賞は2009年3月の52周年記念以来17年ぶり(18大会ぶり)、GⅠ通算61度目Vで優勝賞金1200万円を獲得した。2着は3コースから攻めた井上忠政で地元ワンツー、3着には峰竜太が入った。
王者が復権した。新エンジン2節目の激戦シリーズをただ一人、オール3連対の好成績で制した。太閤賞は5度目のV。56歳5か月のG1制覇は史上7番目の年長記録。今節最年長の松井が新たな勲章を手中にした。
レースは枠なりの3対3。スタートはセンターの井上と定松勇樹がトップタイのコンマ06。それに負けない07を松井が決めて先まい態勢。同支部の井上がまくって出て、回ってからはほぼ同体だったが、松井が内有利に2Mを先取りして押し切り、24年9月津周年以来、61度目のG1V(優勝自体は昨年11月下関G2MB大賞以来)を決めた。
「いい緊張感を持って走ることができました」とピットではホッとした表情を見せた。今節は機力も日増しに良化していた。序盤の伸び型から準優を前にペラをモデルチェンジして、回転を上げ「出足に持ってこられたと思う。自分の感覚でいっていい結果が出ました」とベテランらしい調整力を発揮し、好バランスの足に仕上げた。
このVで今年の賞金を3467万4000円としてランク7位に浮上。年末の大村グランプリへ視界良好だ。今後も特別戦線での戦いが続くが「今まで通り真摯(しんし)に仕事に取り組んでいくだけです」。復活Vを遂げた王者が健闘を誓った。