前走地鳴門で初Vを飾り勢いに乗る宮脇
前走地鳴門で初Vを飾り勢いに乗る宮脇

◆ルーキーシリーズ第4戦 スカパー!・JLC杯 オール進入固定(28日・ボートレース大村・3日目)

 宮脇遼太(28)=福岡=が、学年で成績が最下位だった女子生徒が一念発起して慶応大学に合格するノンフィクション作品「ビリギャル」を地でいくような選手と言っては失礼か。宮脇は清水愛海が勝率トップだった127期では養成所時代の勝率が3・30で最下位。デビューしてからも勝率1点台が3期続き、「クビになるぞ~と周囲から言われ続けてきました」と苦い経験を持つ。

 転機は「このままではダメ」と思い立ち、2年目に井上恵一に弟子入りしたこと。引っ込み思案の性格で先輩選手に積極的に教えてもらうことができなかったのが、師匠ができたことで一変。本来が真面目な性格で努力家だったこともあり、4年目にはA2級に昇格するまでになった。

 直前の鳴門では11回目の優出でついに初優勝。得点優出制の4日間開催を予選トップ通過で初めて優勝戦1号艇をゲット。本番ではピット離れで遅れてしまったが、回り込んでインを確保し、コンマ05のSで逃げ切った。

 若手にしては珍しいチルト3度の使い手で、外枠の時は思い切った伸び仕様にする攻撃の幅の広さも武器。4号艇だった初日1走目もチルト1度の伸び仕様にしてのまくり勝ち。今節はオール進入固定なのでピット離れを考慮する必要がないのも、宮脇には相当なアドバンテージになる。

 予選ラストは10Rの2号艇。1着なら準優1号艇の可能性を残しているだけに、パワー発揮のレースに期待しよう。