福岡出身の奥村明日香
福岡出身の奥村明日香

◆素顔のクイーン

 奥村明日香(24)=福岡・128期、B1級=は福岡県出身のボートレーサー。ボートレースが好きだった父の影響と「人と違う仕事がしたい」との思いでボートレーサーになることを決意した。デビュー後は着実に実力を伸ばし、2月浜名湖ではデビューから4年9か月で念願の初優出を遂げた。次の目標はA級昇格と初優勝。今後も成長を続ける彼女の仕事面とプライベートの素顔に迫る。(構成・福田 智之)

 ―ボートレーサーを目指したきっかけは?

 「父がボートレースが好きでよく博多(ボートレース福岡)に連れて行ってもらい『かっこいいなあ』って思って見てました」

 ―中学から高校までバスケットボールをやっていたとか。

 「はい。体力はあった方だと思いますし、人と違う仕事がしたいと思っていたので。127期は一次の学科で落ちてしまったので、次はちゃんと勉強して2回目の試験で養成所に合格しました」

 ―養成所のリーグ勝率は3・97。訓練、生活は厳しかったですか?

 「レースでは全然ダメでした。レースが全く分かっていなかったので」

 ―成績が悪いと退所もあります。

 「レースは下手だし『クビかなあ』といつも思ってました。でも、教官や同期にアドバイスをもらえたおかげで、運良く卒業できました」

 ―デビュー戦(21年5月若松)は6着。

 「全然ダメでしたね。成績よりも下の仕事(雑用)が多くて、覚えるだけで忙しくて」

 ―一番下は大変です。

 「レースよりそっちが優先になってしまって。なので開催に参加してない時は支部長の川上剛さんにお願いして、県内の全レース場を回って練習してました」

奥村はデビュー後、着実に実力を伸ばしている
奥村はデビュー後、着実に実力を伸ばしている

 ―ところで師匠は小野生奈選手ですね。いきさつは?

 「一緒の開催になったときです。先輩方にレースを見てもらったんですけど、小野さんは厳しく言ってくれたんです。厳しくしてくれる方が、自分のためになると思ってお願いしました」

 ―小野選手は産休を経て昨年末、4年ぶりにクイーンズクライマックスに出場し、優出しましたね。

 「感動しました。生奈さんは常に上を見ているし、目標があるのはすごく大切なんだと思いました。『年末に出たい』ってずっと言っていたので」

 ―奥村さんも2月の浜名湖では念願の初優出。地道に練習してきた成果が表れました。

 「うれしかったです。コツコツやってデビュー当初よりはましになったけどまだまだ。最初がひど過ぎたので」

 ―昨年11月三国で連勝(3日目)したときもそうですが、最近はセンター枠での連絡みが多いですね。

 「落として回るのがまだ苦手なので…。インより3、4枠。5枠も好きです」

 ―その枠に入ったときは狙い目ですね。ところで、オフの日は何をしていますか? 

 「ジムでピラティスをしたり。あとはショッピングはよく行きます。同期の米丸乃絵、中尾優香と出かけたり」

 ―休みの日も自主的にトレーニングしているのですね。では最後に奥村選手の目標を教えて下さい。

 「まずはA級に上がること。毎回、準優に乗れるような選手になって優勝もしたい」

 ◆奥村 明日香(おくむら・あすか)2001年11月14日生まれ、福岡県出身。福岡支部128期生として2021年5月若松でデビュー。翌年7月若松で初勝利。26年2月浜名湖で初優出。趣味はショッピング。同期はみな仲良しで、特に米丸乃絵、中尾優香とはプライベートでも親しい。152センチ、45キロ、血液型A。次走は14日に開幕する下関一般戦の予定。