ボートレース福岡の「ヴィーナスシリーズ第22戦・マクール杯」はあす18日に開幕する。大山千広が正月戦に続いて福岡に登場。昨年9月の産休復帰後これが8節目となり、そろそろ復活Vの期待も高まる。魚谷香織、中川りなの地元勢とともにシリーズを盛り上げる。遠征勢では今期充実の西村美智子、喜井つかさ、藤原早菜、山田理央らに注目。また今節から新エンジン、新ボートとなる。
◆全速戦で難水面攻略へ
久々の地元Vへ照準を合わせる。結婚を機に移籍して15年。地元となった福岡では2019年に初優勝を飾っている。それ以降、3度目の産休を経てA1昇級も果たしたものの、優勝からは遠ざかる。「活躍したい」と特に気持ちも入る水面。DR1号艇に選ばれ、今回は実力的にも主役の期待がかかるシリーズだ。
地の利を生かす青写真も描けている。「難しい水面だけど、ターンで握れていると意外に強い。他県の選手が落とすところを攻めて行くイメージですね。だからそういう仕上がりにしたい」。水面攻略には果敢な走りとそれを可能にする調整力がポイントとなる。
そして何より快走に必要なのが精神面。「気合を入れて頑張ります」。強気の姿勢を貫いて優勝まで突き進む。
◆大山千広の復活V期待高まる
今節ただ一人のG1覇者・大山の走りに注目が集まる。今年は地元勢集結の正月戦で予選を突破し、続く徳山では2年4か月ぶりの優出。実戦復帰から約半年が経過し、徐々に復調の雰囲気が出てきた。デビュー戦を走り、初優勝の地でもある福岡。さらには「オールスター」でDR選出のSG初出場に、G1では66周年記念で優出。節目を飾り、結果を残してきた水面だ。トップシーンでも魅了した実力者が今節を完全復活への足がかりとする可能性は十分にある。
地元DR組の魚谷、中川も主役候補。7年ぶりの優勝を目指す魚谷は優勝した2019年以降も当地女子戦で2優出、準優1枠も2回と好走を見せる。中川は昨年8月の男女W優勝戦で福岡初優勝。直前の児島ヴィーナスシリーズで準優勝とリズムも上昇中。伸びを付けて攻めるスタイルも魅力的で、水面攻略のシナリオはできている。
A1選手不在のシリーズだが、地元の魚谷の他にも西村、喜井、藤原、山田らは今期勝率を6点台に乗せる。昨年10月に産休から復帰したばかりの西村は丸亀正月戦で優出するなど、6点台半ばの勝率をマーク。藤原は下関地区選でG1水神祭を飾り、直前の児島女子戦でも優出と好リズム。毎期着実に勝率を上げ、今期3優出の山田も優勝候補の一角となる。
その他にも、津田裕絵、土屋実沙希、樋口由加里、大橋栄里佳、中尾優香、湯浅紀香らがA2級の実力者。また、先月江戸川で初優勝を飾った渡辺真奈美や、初のA2昇級が狙える野田なづき、中尾彩香、直前の浜名湖で初優出した石原凪紗にも注目だ。