◆G1第71回関東地区選手権競走(11日・ボートレース多摩川・最終日)
ボートレース多摩川のG1「第71回関東地区選手権」優勝戦は最終日の11日、第12Rで行われた。GⅠ初優出の1号艇・砂長知輝(26)=埼玉・125期=が、コンマ11のスタートから押し切って快勝。5回目の出場で初の戴冠を手にし、優勝賞金640万円と3月のSGボートレースクラシック(蒲郡)の出場権を獲得した。2着にはトップスタートの中野次郎、3着は宮之原輝紀が入った。今節6日間の売り上げは52億8357万5600円で目標の55億円には届かなかった。
前検で33号機を手にした時から、この栄冠は約束されていたのかもしれない。2連対率50%を超える看板機に砂長は「パワーを感じた」と好感触を口にした。初戦で3着に入ると、そこからペラを思い切って叩いて機力を引き出し「節イチ」に仕上げている。G15回目の出場で初優出を果たした。
迎えた優勝戦。展示ではスリットで遅れたが、本番ではコンマ11を決めている。「スタートは100点はあげられないけどタイミングはしっかり出せた。1Mは落ち着いてターンができた」。初舞台での緊張感もありゴールするまで優勝を確信できなかった。「いろいろな選手がガッツポーズしていたので色々と妄想していたけど、自然とでますね」。ファンの前で感謝の意味も込めて手を挙げた。
師匠の有賀達也、弟弟子の飛田江己と一緒の参戦だったのも大きかった。レースから引き上げてきたときに埼玉支部の選手を中心に祝福された。師匠はこみ上げてくるものもあったが砂長は「ぐっときたけどこらえました。デビューしたときから見てもらって、心の底からうれしい」。感謝の言葉が出てきた。
これでG1ウィナーの仲間入りをして、3月24日からの蒲郡クラシックでSG初出場する。24年多摩川オールスターでSGウィナーとなった同期の定松勇樹は九州地区選手権(からつ)を勝利して権利を手にした。「抜きたい気持ちで一緒にSGとその先に向かって切磋琢磨(せっさたくま)できれば」。強い気持ちを持って、先を走るライバルと同じ舞台に立つ。