優勝した新田雄史
優勝した新田雄史

◆G1第71回東海地区選手権競走(10日・ボートレースとこなめ・最終日)

  最終決戦はキャリア組の勝負勘がさえ渡った。スタート展示では新田が鋭いピット離れでインを奪取。それくらい、エンジンは強烈な出足に仕上がっていた。本番は前田滉が必死にインを死守。新田は枠なり進入も「かなり2コースに適していたし、100点以上のマッチングだった」と振り返るほど足は万全だった。

 スタートでは展示からの流れで動揺もあってか、1コースの前田滉はコンマ02の勇み足。そんな状況も瞬時に察知。ターンマークを隙なく回るとフライング艇も、迫り来る池田浩二も突き放した。「交差して回ったら恵まれかな…という感覚はあった」と振り返るが決まり手は正真正銘の“差し”。技ありの走りで初の東海チャンプの座についた。

 昨年は10Vでグランプリまで進んだが、今年はこれが初優勝で、3月には同じ東海地区の蒲郡でクラシックに出場予定。「SGを取りたいですね」とレース後に高らかに宣言した。

 最後には「蒲郡やとこなめで勝つと池田浩二に怒られるんですよぉ(笑い)。これからも池田浩二に勝ち続けたいです」と、ユーモアを交えながら今回の優勝に喜びをにじませた。