鎌倉涼
鎌倉涼

◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 2025年末、女子ボートレーサーの頂点を決めるプレミアムG1「クイーンズクライマックス(QC)」が行われ、鎌倉涼(36)=大阪・100期=が大会初優勝を飾った。毎年、数々のドラマが生まれる。鎌倉は結婚、産休を経て10年ぶりの出場で注目された。

 愛する2人の子供は両親の職業を理解する年頃に成長し「子供にもう一回その舞台を走ってほしいと言われたのが大きかった」。家族の支えを力に、夫の深谷知博(37)=静岡・103期=がSGダービーを制した大村の地で、女子最強と言われる遠藤エミに続く史上2人目となる夏冬G1連覇(レディースチャンピオンとQC)を達成。改めて「ボートレーサー最強夫婦」を印象づけた。

 恒例となったQC大みそか決戦は今回で14回目。開催6日間を通して245億5760万1900円を売り上げ、女子G1レースの最高記録となった。昨年グランプリの総売り上げ(約343億円)には及ばないものの、ここ数年、女子戦の人気は急上昇している。実際、QCの大村でも自分の「推し」選手の名前が入ったタオル、うちわなどを掲げ、応援するファンであふれていた。空前のブームと言っていいくらいだ。全ボートレーサー1623人のうち女子は278人(1月1日時点)。今やボートレース界にとって、女子選手は大きな存在となっている。ボート業界が好況の一方で、ファンや読者に伝える側の我々も進化しないといけない。これからは紙面に限らず、SNSなどのツールを駆使し、分かりやすく、楽しく情報発信し、盛り上げていきたい。そう強く思わせる開催だった。(ボートレース担当・福田 智之)

 ◆福田 智之(ふくだ・ともゆき) 2022年入社。今年の注目は高憧(たかはた)四季選手と予想。