舟券ソムリエ
舟券ソムリエ

◆SG第40回グランプリ/グランプリシリーズ(19日・ボートレース住之江・4日目)

 藤原邦充記者の舟券ソムリエは泥沼の3連敗。4日目は11Rの西山貴浩で勝負に出る。 

 ◆舟券ソムリエ GP5万円コース

 西山が強運を発揮した。TR2nd2回戦の枠番抽選で1枠を引き当てた。3日目11Rは4着。スリットの手前で浮遊物を巻く不運があった。6着でもおかしくない展開。しかし、道中で浮遊物が外れて4着でゴールできた。見えない力が西山の背中を押す。

 「僕には今節しかないので」。オープニングセレモニーで母親が余命宣告を受けていることを告白した。「優勝して、おふくろを日本一のおふくろにします」と宣言。ここで負けるわけにはいかない。

 前検ではダブルエースの一つ、14号機を引き当てた。温水パイプの影響か、思ったほどの手応えはなかったが、もちろんあきらめない。あきらめられるわけがない。

 2日目12Rは2号艇。ピット離れ仕様にしてインを狙った。ピット離れでインの山口と絡み、危ないシーンもあったが持ちこたえた。2コースから差し切って、TR1stを突破した。「勝つにはインだと思っていたので」。想定とは違っていたが執念で勝った。

 2020年の平和島GP。TRで2回、1号艇を経験し、大きく成長した。「イン戦には自信がある。スタートが決めやすいんですよ」。1号艇で勝ち、そのほかのコースで着をまとめる愚直なレーススタイル。今年7月、徳山オーシャンカップで花は咲いた。

 4日目11R。進入は枠なりだろう。インなら西山はどんな足でも勝つ。勝って優勝戦へ大きく前進する。相手は関を狙いたい。TR1stは5枠2回で3、1着。3日目11Rは4コースから2着。エンジンは伸び、出足ともにトップ級だ。徳山周年、下関周年と年末にG1を2V。勢いは一番ある。1頭から6の2、3着流しを各500円。計4000円勝負だ。(藤原 邦充)

 ◆舟券ソムリエ 与えられた資金で節間プラス収支を目指す。1レースあたりの購入金額は自由。払い戻しを翌日の購入金額に上乗せすることもできる。節間プラス収支を達成すると「☆」が1つ増え、5つ集まるとファイブスター舟券ソムリエに。「☆」を10個集めると永世舟券ソムリエの称号が得られる。今節は永世舟券ソムリエ達成第1号となった藤原邦充記者が担当し、資金はGP特別版で5万円。

 ◇藤原記者の舟券ソムリエ

 初日 11R外れ -8000円

 2日目11R外れ -8000円

 3日目12R外れ -6000円

       残金2万8000円