純金のメダル盾を手にアロハポーズを決める峰
純金のメダル盾を手にアロハポーズを決める峰

◆G1京極賞 開設73周年記念競走(12日・ボートレースまるがめ・最終日)

 ボートレースまるがめの「G1京極賞開設73周年記念競走」は12日、第12Rで優勝戦を行い、1号艇の峰竜太(40)=佐賀=が人気に応えるイン速攻で節目となるG120Vを決め、優勝賞金1200万円とSGクラシック(来年3月24~29日、蒲郡)の出場権を獲得した。2着は吉田拡郎、3着は白井英治が入った。

 優勝戦は枠なり3対3のスリット隊形。峰はカドからゼロ台スタートを決めた岡崎の攻めをしっかりと受けて止めて一気の先まい。そのままバックで先頭に立ち独走態勢へ。最後は大きなガッツポーズを掲げながらゴールラインを駆け抜けた。

 第一線で活躍し続けているが、2024年8月からつのお盆戦以来、約1年3か月ぶりのVとなった。もちろん今年初Vだ。「最近は弟子や後輩たちも育っているし、もう任せてもいいのかなと思うこともありました。ただ、今節の直前に地元のお祭り(唐津くんち)に初めて参加をしたら、地元のファンの皆さんからたくさんの応援の言葉を頂けて、こんなに期待してもらっているんだと思うと、もう一度ちゃんと向き合わないといけないと感じましたね」と再び闘志が燃え上がった。

 「今節は120%で走れました。優勝できたのは本当にファンのパワーが大きいです。結果でしかモチベーションは上がらないので、今はぶち上がってますよ」と暮れの大一番に向けて勢いを加速させていく。

 このVで賞金ランキングは6位に浮上。グランプリもトライアル2ndでの出場へ大きく前進した。輝きを取り戻したスーパースターの活躍から目が離せない。