◆ミッドナイトボートレース BOATBoyカップ(31日・ボートレース若松・初日)
級別選考の最終日でもあった初日に2Rの1号艇に組まれた中野夢斗(29)=愛知=は、最低でも3着が欲しいという状況できっちり逃げて1着。前検の30日には「勝率は余裕があると思っていたけど、ギリギリになってしまいましたね。初出場の水面でこれはしびれます」と語っていたのだが、見事にA2勝負駆けを成功させた。
コンマ09のSを決めて堂々たる押し切りだったのだが、実は「水面のことも分からないし、3着までには入らないといけないとずっと考えてしまって朝から緊張しっぱなしでした」と平常心ではいられなかった。レースを終えて、「もうしなくていいけど、いい経験になりました。もう1号艇も終わったし、気楽にいけます」と肩の荷を下ろせた様子だ。
2日目からは期が替わってまた新たな戦いがスタートする。「A級に上がれたからといって、できることもすることも変わるわけじゃない。気負わず走ります」。もうリラックスして走ることができる。本来の力を出して6日間を走り切る。