◆スカパー!・JLC杯徳山ルーキーシリーズ第19戦(24日・ボートレース徳山・5日目)
大森翼(23)=兵庫=が準優12R、2着でゴール。うれしい初優出を果たした。優勝戦のメンバーは5人がA1でB級で優出したのは大森だけ。
1周1Mで5コースからまくり1周バックは先頭。2Mで中野希一に逆転を許しレース後は「失敗しました」とまずは反省。「中野希選手の走り方がうますぎて、失敗しちゃいましたね。今のレースは運かなという感じですね。たまたまです」と謙虚に話した。初のベスト6入りについては「全然そんな感じじゃないですね。そんな実感はないです」と笑顔はなかった。
大森にとってこの優勝戦が今期最後のレースとなる。もちろん狙うのは初優出Vだ。水面の幅が広い徳山の6コースは1Mまでの距離が長いため、不利とされるが、当地G163周年では毒島誠が6枠6コースから優勝を飾っている。チャンスがないわけでもない。「Fもないんで、今期最後なんで見える範囲で行きます」とSは思い切り行く覚悟だ。
師匠は和田兼輔。「自分のしたいようにさせてもらっています。ペラは毎回報告して調整面で色々とアドバイスをいただいていて、レースの走り方も教えてもらったりしています」と話していた。師匠にいい報告ができるかどうかは「優勝戦の結果次第です」と強調した。準優でミスして抜かれた悔しさを優勝戦で晴らすつもりだ。
今節未勝利だが、ボートには「ピンなしのピン」という言葉がある。1着のない選手が優勝戦で1着を取る、という意味だ。穴党は注目だ。