◆スカパー!・JLC杯争奪 ルーキーシリーズ第18戦(12日・ボートレースまるがめ・2日目)
芝田京介(27)=埼玉=は、2日目は5号艇で3着と奮戦。まだ白星こそないが、ここまでの3走を中間着でまとめている。「自分の好きな直線寄りの調整をしている。もう少し煮詰める余地はあるけど、現状でも足は悪くない」と仕上がりにもまずまずの手応えだ。
今節が今期ラスト。笑顔で取材に応じてくれたが、その裏には隠された苦しみがあった。前期の時点で4期通算勝率が3・80未満だったため、通常なら選手会からの退会勧告を受けて引退しなければならなかった。しかし、今年3月にルールの一部が見直されて勧告の条件が緩和。今期も選手を続けることができた。
改めて今期を振り返ってもらうと、真剣な表情に変わった。「マイナス思考に陥っていたので、まずは気持ちが楽になった。それと同時に、せっかく走れるなら思い切って攻めようと思った。今期は攻めの気持ちを切らさずに走れたと思う」と話すように、6月には地元・戸田でデビュー初優出(4着)を果たすなど、各地で果敢な走りを見せている。勝率も初めて4点を超えてきた。
3日目は4R1号艇、8R3号艇で登場する。まずは予選突破へ、強い気持ちで攻めのスタイルを貫く。(竹内 祐貴)