記念戦線でも存在感をアピールしている西岡
記念戦線でも存在感をアピールしている西岡

 ボートレースまるがめの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第18戦」は11日から16日までの6日間で行われる。登録6年未満のルーキーを中心に、注目の若手レーサーが激闘を繰り広げる白熱シリーズの優勝争いを展望する。

 今年のヤングダービー出場組も多数参戦する激戦シリーズだが、浜野斗馬と西岡顕心のA1級コンビが地元の牙城を堅守する。両者ともにV候補筆頭と言える実力者だが、中心には西岡を指名する。近況は記念戦線でも徐々に存在感をアピール。地元でのルーキー戦なら優出は最低条件だ。

 対する遠征勢も強力なメンバーがそろったが、実績ならGⅠ2Vの板橋侑我が一歩リード。今年も特別戦での2優出を含む10優出と第一線で活躍。ここに入れば格上の存在感が漂う。

 直前の三国で今年初Vを挙げた中村泰平、7月の江戸川で待望のデビュー初Vを飾った上田健太も好リズムで乗り込んでくる。その他にも今年優勝の実績がある砂長知輝、石本裕武も有力なV候補の一角。3月の徳山GⅡモーターボート大賞で特別戦初優出を果たした中野希一も注目度は高い。佐々木翔斗、高井雄基はA1級キープへ正念場だ。

 A2級メンバーも侮れない顔ぶれで軽視禁物か。V実績のある大原祥昌、藤原仙二は良機とタッグを組めば2度目の優勝も射程圏内。当地で優出歴のある真鳥章太、宮脇遼太は好相性のまるがめ水面で悲願のデビュー初Vを目指す。