ボートレースびわこの「ルーキーシリーズ第１７戦 スカパー！・ＪＬＣ杯」は２日に開幕する。当節は期末の級別勝率争いも絡み、白熱したシリーズとなる。
Ｖ争いは、常住蓮がリードする。２０２６年前期に適用される今期勝率の集計期間は今月末まで。その勝率は、今節メンバーで唯一となる７点台（７・５４）だ。前場所の宮島ヤングダービー（ＹＤ）は予選落ちしたが、今年のルーキーシリーズは３月の住之江、９月の地元からつで優勝。今年は１４優出５Ｖと決定力もある。今節で６Ｖ達成なら、来年の蒲郡ＳＧクラシックの出場切符ゲットも確実視できるだけに、より一層気合が入る戦いになりそうだ。
地元の中島秀治が黙ってはいない。今年１２月で３０歳となるため、ＹＤはすでに“卒業”の身ながら、今期勝率は６・０６。Ａ１復帰へ追い込まれている状況とあってスタートも目いっぱいで決めてくるか。中島と同様、前田篤哉も今期勝率６・２８とＡ１残留へ気が抜けない。弟・滉のＹＤ制覇にも大いに刺激を受けているだろう。
そのＹＤでＧ１初白星の水神祭だけではなく、優出（転覆）まで果たした中山翔太の走りにも注目。昨夏の当地・一般戦で予選突破の実績もある。今期勝率は６・２８。今節の活躍次第で初Ａ１へ大きく前進する。石本裕武と宮田龍馬は安定感が出てきた。ともに今期勝率で連続Ａ１を視界に入れている実力を見せつける。